おはようございます、よりよりです。
上記の記事でも触れましたが、今年は子イノシシやウリボーが多いような気がします。
時期的にそうだろう!
と思われる方もいらっしゃるでしょうが、もちろんその通りですけれども、それにしても多いように思えます。
猟犬がウリボーを追いかける理由は、やはり相手がイージーであるということ。
追いつきさえすれば、自分は傷つかずに咬み殺せるところでしょう。
中にはウリボーには一切行かないという素晴らしい訓練をされてる方もいらっしゃるでしょうが
カシンは残念ながら、追いかけ追いつくものなら咬み殺してしまいます。
以前にもご紹介しましたが、こちらの「狼の群れと暮らした男」にオオカミが弱い獲物を襲う理由について
書かれています。
こちらの記事でも触れました。
昔ならいざ知らず、今時の猟犬は栄養不足などありません。
むしろ栄養過多で悩んでいる猟師もいるほど。
オオカミは栄養状態に問題がない場合は、ウリボーなど自分よりも小さな個体や病気をしている弱い個体を
飢餓状態であれば健康的な個体を襲うとのことです。
逆ではないか?と思うのですが、この本にはこう書かれていました。
Wikipediaの「イヌの起源」によると、イヌとオオカミとのDNAに大きな違いはない主旨のことが記載されています。
あ、Wikipediaはウソの情報が多いから参考にしてはいけないんでしたねw
別の研究によると、オオカミとイヌとのDNAの違いは亜種レベルという結果も出ているということから
僕の猟犬に対する飼育の仕方や接し方などに大きな影響を与えたのは言うまでもありません。
前置きが長くなってしまいましたが、今回の動画はコチラ!
子イノシシやウリボーが多い中、そこらじゅうにイノシシの臭いがあるのでしょう
カシンはアッチに行ったり、コッチに来たり…。
僕の笛の音よりも臭いの方を優先しますから、言うことを聞いてくれません。
カシンの立場で考えると、集中しすぎて聞こえてないのかもしれませんが…。
それはともかく
僕がイヌを入れた向かって右側の山(といっても同じ猟場内の山)に入って臭いを取り始めました。
この動画内で、無線でも言っていますが
シガキの方がこちらに着いていても来ないと判断したのでしょう、その右側の山に移動しました。
山から下りた81才の現役勢子さんに、犬を車に載せて池のところにシガキに着くよう指示しました。
ちなみに、車を止めたところから池までは平たい道(※道路ではありません)で徒歩5分ほどなので
言うことを聞くだろうと思っていましたが、きついだの何だの言って言うことを聞きませんでしたw
それらも全てこの動画内の無線のやりとりに入ってますw
僕の言うことを聞いていたら、イノシシがドンピシャ来て撃てたのに…。
結局、そこには移動して来たシガキの方がまず1発撃って、コケたのを確認して止め刺ししようと近づくと
すくっと立ち上がって逃げたので、もう1発撃ってそのまま走っていったとのこと。
カシンが臭いを取って行った先に、絶命したイノシシが横たわっていました。
あとで検証してみた結果、1発目が頭をかすめて脳震盪を起こして倒れたもののすぐに意識を取り戻し
立ち上がったところを放ったもう1発が腹に当たったのが、致命傷となったようです。
とにかく最近のカシンは、獲るかやられるかまでやり続けるから困ったものです。
ちなみに後者の件に関しては、すでにツイッターやインスタ、フェイスブック、YouTubeのコミュニティの方で
ご存知の方がいらっしゃることだと思いますが、後日記事にしたいと思います。