おはようございます、よりよりです。
僕がお世話になってる猟隊では、例年10月〜翌年4月いっぱいまで
イノシシの有害鳥獣駆除を行っています。
これは自治体や猟友会、猟隊によって大きく変わってくると思います。
罠での有害鳥獣の捕獲は時期問わず行っていますが、猟犬を伴った捕獲行為は原則として行っていません。
とは言っても有害鳥獣捕獲従事者が3人以上集まり、猟友会に許可を得れば出来ないこともないですが
暑すぎるし、虫も多いし、草もボーボーだし、仮に獲れても食用に適さないですから
おそらく今年のオフシーズンは、やらないと思います。
では、10月〜4月までの間で一番難易度が高い時期といえば
おそらく多くの方が“4月になるにつれて”と答えるのではないでしょうか?
その理由は2つ。
1つ目は特にオスのイノシシが凶暴化するということ。
2つ目は春の爆風とタケノコシーズンですね。
まず1つ目。
イノシシの発情期は12月〜1月から始まり約3ヶ月間続くと言われています。
その間、発情が来たメスを巡ってオス同士が奪い合いを行います。
そのためオスは身体に鎧をまとい、牙を研ぎ、身体はシェイプアップされており
非常に好戦的になります。
ということは、猟犬がやられる頻度が高くなるということです。
カシンは発情期関係なく、しょっちゅうやられているような気がしないでもないですが…。
そして2つ目。
春の嵐とでもいいましょうか、気温が高くなると風が強くなります。
強すぎる風はイノシシの臭いを取りづらく、居場所を特定しにくくなります。
またタケノコシーズンのせいで、出没する場所、寝屋が変わりますし
密集した孟宗竹での発砲は危険を伴います。