おはようございます、よりよりです。
僕が嫌いな孟宗竹(モウソウチク)について調べてみました。
嫌いと言っても食べる分は好きなんですが、勢子する時、大変なんですよね…。
しかもタケノコのシーズンが始まっているので、竹林にイノシシの足(痕跡)が多数ありますし
目撃情報も多いので、必然的に行くハメになるんですが、できれば行きたくないところ。
ちょくちょく孟宗竹について泣き言を言っていますw
この動画では、僕がシガキ(マチ、タツ、撃ち手)について有害鳥獣駆除をしている時に
孟宗竹で猟犬カシンを病院送りにした山のヌシを発見しました。
続きは動画をご覧いただきたいのですが
孟宗竹や女竹(メダケ、メンチク)が群生している山は、イノシシやシカなどの有害鳥獣に
指定されている大型獣の温床となっており、人間が足を踏み入れると竹が割れる音で知らせ
いざ猟犬に追われても猟銃の銃弾から守られるという言わば、天然の難攻不落の牙城となっています。
また、鳥獣保護区での有害鳥獣駆除活動の動画でも孟宗竹について触れました。
また、非常に好評いただいているこの動画でも孟宗竹が出てきます。
そんな厄介な孟宗竹について調べてみました。
孟宗竹は18世紀、江戸時代に中国から輸入され、急速に広がり
今では植物の生態系に影響を与えたり、景観を失ったりすることから
産業管理外来種に指定されているとのことです。
この産業管理外来種というのは何かといいますと
産業上重要な外来種だが、適切な管理が必要な外来種とのことで
魚類部門ではニジマス、ブラウントラウト、レイクトラウトの3魚種
木本植物部門ではキウイフルーツ(シナサルナシ)、ビワ(ヒワ)
ハリエンジュ(ニセアカシア)、そしてモウソウチクなどの竹類の4種が指定されています。
その他もあり、ここでは省略させていただきますが
詳しくは環境省の生態系被害防止外来種リストをご覧ください。
このブログやYouTubeチャンネルでは狩猟や有害鳥獣駆除についても情報を配信していますが
いま里山では孟宗竹が問題になっており、さらなる悪化が懸念されています。
だからといって僕らは何もできず、できることは巣食う有害鳥獣駆除をすることだけなんですが
有害鳥獣が里山に出没する大きな原因の1つが、この孟宗竹問題なんです。