これからの猟犬を伴った狩猟、有害鳥獣駆除のスタイルについて

おはようございます、よりよりです。

僕の活動のほとんどが狩猟ではなく、有害鳥獣駆除です。

その地域や猟隊、猟師、猟犬の猟芸によって大きく変わりますが

僕は勢子といって猟犬カシンを伴ってイノシシを捜索し、シガキ(マチ、タツ)と呼ばれる

撃ち手が鉄砲で射獲する猟法でイノシシを捕獲しています。

そういった活動をYouTubeにアップしていますので、よろしければご視聴ください。

カシン
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今現在の有害鳥獣駆除の参加人数や年齢を考えると、カシンのような猟芸は一代限り。

これからはリキのようなショートレンジで吠え止めできる猟犬で、揃えようと思っています。

そうなると、シガキが撃つチャンスは少なくなりますが

10年後を見据えた場合、カシンが生きていれば12才で隠居生活。

リキは10才でギリギリ山で使える年齢。

肝心な猟師の方はというと、今のレギュラーメンバーでは確実に2人はいません。

生きていても、一般的に鉄砲持って山に行くのは厳しい年齢。

となると、レギュラーメンバーでは僕を入れて4人。

それも健康である前提でカウントしていますが、もしもの場合、3人とかになる可能性があります。

これから猟銃を所持しようと考えてくれる若者がいればいいですが

ハッキリ言って、全く期待できません。

となると、足が伸びる猟犬だとイノシシの捕獲が厳しくなるので

猟師の穴埋めは猟犬でカバーするしかなく

ショートレンジの猟犬を今のうちに、育成しておく必要があります。

マネジメントの経験がある方はご理解いただけると思いますが

猟犬を使ってイノシシを捕獲する狩猟、有害鳥獣駆除スタイルは

ハンバーガーでおなじみのマクドナルドと同じようなもの。

僕はリクルート商法と呼んでいますが、これはマルチのような悪徳商法ではなく

常に人材をリクルートして育成し、次世代のマンパワーを準備しておくといった意味で

分かりやすくズバリ書きますが、いつ猟犬がやられてもいいように

次の猟犬を育成しておくといったことです。

 

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と書くと、“猟犬を道具としか思ってない!”と叩かれるんですが、実はそんなことはなく

例えば、プロ野球においては、成績が悪い選手に対して戦力外通告一発で放り出されます。

他に拾ってくれる球団があれば、プロ野球選手として生活できますが

なければフリーターとなってしまいます。

それなりの実績を残した選手であれば、監督やコーチなどの役職を準備してくれるでしょうが

多くは球団は面倒見ずに、言い方を変えれば解雇します。

 

カシン


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猟犬が怪我をした場合、よほどの傷でなければ時間が経てば治りますが

戦意喪失してしまった心の傷はなかなか治りません。

ですが、猟犬として使えなくなっても飼育し続けますから

プロ野球選手、プロサッカー選手よりはマシではないか?

と僕は思ってるんですが、皆さんはどう感じたでしょうか?

 

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一方で、この動画でもご紹介したように

使えない猟犬、使えなくなった猟犬を捨てる猟師がいるのも事実。

僕たち猟師もこの問題について真摯に向き合わなければなりません。

話を戻しまして

各猟友会、猟隊によって事情は大きく変わるでしょうが、ウチでは非常に厳しい未来が待っています。

ですが、決してデメリットばかりではありません。

むしろ一人に対するウエイトが大きくなるので

例えば、有害鳥獣駆除をするには、有害鳥獣捕獲従事者の資格保持者が3人以上必要なんですが

これが撤廃される可能性がありますし

イノシシの捕獲数が下がり、人的被害や農作物への被害が多くなってしまった場合

報奨金が増額される可能性もあります。

そういったことから悲観ばかりが待っているわけではないのですが、僕的には1人でするより3人。

3人でするより、5人。

5人でするより…と多くの人たちとする方がドラマがあって面白いので

可能な限り、巻き狩り、グループ猟といった複数人でやりたいと思っていますが

これからの事情を考えると、前述した猟芸を持つ猟犬で揃えていき

減った猟師をカバーできるくらいの頭数で、イノシシに挑んでいきたいと思っています。

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目からウロコの猟犬の育て方

いつもブログをご覧になって頂き、ありがとうございます。

今回「目からウロコの猟犬の育て方」ということで、猟犬の入手方法、子犬の選び方、訓練の仕方

交配、繁殖まで1つにまとめた今までにないイノシシに特化した猟犬のハウツー本を書きました。

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ぜひご覧になって頂き、参考にしていただけたら幸いです。

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