
おはようございます、よりよりです。
野生のイノシシが公園に出没し、駆けつけた警察官など5人がケガをする事件がありました。
23日、広島市安佐北区の公園にイノシシ2頭が現れ、駆けつけた警察官など、5人がケガをしました。現在も捕獲活動が続いています。
イノシシが現れたのは、広島市安佐北区の翠光台公園です。警察によると、午前11時45分頃、「公園にイノシシ2頭がいる」と目撃者から通報がありました。駆けつけた警察官4人がイノシシに手足を噛まれるなどしたほか、市の職員が麻酔銃を撃つ際に転倒し、ケガをしたということです。
イノシシは体長1メートルを超えているとみられ、現在も捕獲活動が続いているとみられます。
この記事の非常に興味深いところは、市の職員が麻酔銃を持っていたということ。
以前にもこのブログで、麻酔銃による捕獲、放獣をされている地域がある
といったコメントを頂いたことがありました。
こちらではまだそういった対応をしていないのですが、非常に有効であると思いますので
うちの自治体はもちろん、他の自治体も導入を本格的に検討したらいいのではないかと思います。
今回は結果的に捕獲につながらなかったわけですが
まさかドラクエでもないのに、警察官に棍棒と盾で戦えとは酷ですよ。
そういえば以前、YouTubeにアップしたこの動画で、こういったコメントを頂いたことがありました。

犬かイノシシか確認する前に一瞬でも構える意味が分からないとのことですが
自分がやられないためです。
人間とイノシシを間違える人はそうそういませんが
実際に猟銃を構えるかどうかはともかく
犬かイノシシか分からないという場面は、よくあります。
現に不幸にして年間数件の誤射は起きています。
犬かイノシシか分からないが、確実に人間ではない場合、射程に入っていれば猟銃を向けます。
というのも
こちらが射程に入っているということは、イノシシもこちらの射程に入ることになります。
この動画でもお分かりのように、本気でイノシシが走ったらメッチャ速いです。
スローで見ても銃身がイノシシを追い越しているにも関わらず、あたっていません。
ということは、もっと追い越して発砲しなければならなかったわけです。
この時はイノシシは逃げたわけですが、これが自分に向かってきていたとしたら…
いやいや、小さいイノシシは大したことないよ。
という方もいらっしゃるかもしれませんが、うちの息子は体重26kgで
小2にしてはどちらかといえば軽い方で、イノシシに換算しても小さいんですが
息子が本気で自分にタックルしたら転倒しますし、倒れた僕に対して息子が噛み付けば
それなりにケガをします。
これがもし死に物狂いだったら…、もうこれ以上はお分かりだと思います。
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話を戻しまして
イノシシやシカなどの住宅地への出没を抑えるには、地域によりますが
・山と住宅地の境を草刈りなどではっきりさせる
・可能であれば防護フェンスを設置する
・罠を設置して捕獲する
・猟銃、猟犬による駆除を行う
2番目が一番有効ではありますが、費用が莫大にかかるのとメンテナンスが必要だということ。
山全体をフェンスで囲えばいいのですが、実際はこちら側が囲えても
反対側が囲えず、向こうに被害が集中するだけ。
また、山を囲うと小動物も含め、山と山の行き来が出来ないため
争いに敗れた動物は行き場、逃げ場を失い死に絶えることも予想できます。















