おはようございます、よりよりです。
本州各地で猛威を振るっている豚熱(豚コレラ)ですが、非常に興味深い記事をご紹介します。
農研機構は16日、山口県内の野生イノシシで3月に確認された豚熱のウイルスは、三重県で昨年5月に捕獲されたイノシシのウイルスと遺伝的に最も近いと発表した。両地点は直線距離で約500キロ。イノシシの移動ではなく、人の活動や車両の移動でウイルスが運ばれたとみられ、農水省は対策の徹底を求める。
過去に豚熱の感染が確認された野生イノシシや、豚熱発生農場のウイルスの遺伝子を解析した。豚熱拡大の要因とされてきたイノシシ間の感染や、感染イノシシの移動だけでは、こうした長距離の伝播(でんぱ)の可能性は低いと指摘する。
同機構越境性家畜感染症研究領域の山本健久グループ長は、感染イノシシのいる地域に狩猟やレジャーで入った人が「衣類や靴を他の地域でも使ったことで、長距離伝播が起きた可能性がある」と指摘する。車に付着した土によって運ばれた可能性もあるという。
農水省は「県内外を行き来する狩猟者に対し、ウイルスの持ち込みを防ぐ対策を徹底する必要がある」(動物衛生課)とする。特に、豚熱未発生だが大養豚産地を抱える九州地方では、遠隔地での発生に危機感を高めてもらいたいという。
野生イノシシでの豚熱は山口県で確認されるまで、兵庫県より西側では発生していなかった。
記事によりますと、山口県で捕獲されたイノシシと三重県で発生した豚熱(豚コレラ)が
遺伝的に近いとのことで、ウイルスが人為的に運ばれた可能性が高いとのことです。
また続けて記事にありますように、今現在、九州では豚熱(豚コレラ)は確認されていません。
ですが、人の足や車によって運ばれる危険性をこの記事は指摘しています。
特に九州南部では黒豚といった高級ブランド豚がいますので、九州の玄関口でもある
関門橋や関門トンネルで、防疫体制をきちんと整えてほしいものです。