おはようございます、よりよりです。
衝撃的なニュースが飛び込んできました。
長野県警上田署は25日、上田市に住む農業の男(86)を鳥獣保護管理法違反などの疑いで長野地検上田支部に書類送検した。
発表によると、男は今年4月17日午後0時26分頃、同市平井の内村川河川敷で、住宅の集合地域にもかかわらず、ニホンジカにライフル銃で弾丸を1発発射し、捕獲するなどした疑い。弾丸はシカを貫通し、近くを通りかかった車の左側後部ガラスを破損したとみられている。けが人はなかった。
男は地元の猟友会に所属し、シカの駆除に当たっていた。市は研修会の開催など再発防止策を講じた上で駆除事業を継続する。
このニュースをご覧になられた猟師の方はどう思うでしょうか?
僕の第一印象は、記事から読み解くには非常に難しいケースですね。
というのも長野県は分かりませんが、福岡県では有害鳥獣駆除を行うには
有害鳥獣捕獲従事者が3人以上で活動を行うように決められています。
おそらく多くの自治体も同じことだと思いますが
基本的に勢子と呼ばれる猟犬を伴った猟師が山を回って、イノシシやシカなどの有害鳥獣を追い立て
僕らの地域ではシガキと呼ばれる鉄砲隊(マチ、タツマ)が撃つ
もしくは勢子自らが撃つといった猟法だと思います。
この記事を見るだけでは、その状況にないんですよね。
これはあくまで推測なんですが、時間が時間だけに(昼の12時半前)
午前中の有害鳥獣駆除が終わって、自宅もしくは猟隊の詰所に帰っている時に偶然
河川敷にいるシカを発見して発砲したのではないでしょうか?
でないと、基本的にそんなところで待たないでしょうから…。
ビックリというか、さすがだなと思うところは、86歳にも関わらずシカを獲ったというところ。
だけど、貫通して偶然通りかかった車の後部座席にあたり、窓ガラスが割れたんですけどね。
幸い怪我はなかったとのことですが、後部座席といえば、子供が乗っていた可能性もありますので
かなり危険であることは間違いありません。
もう一度書いておきますが
これはあくまで僕の勝手な推測ですので、ご理解の程よろしくお願いします。
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ただ、この事故を受けて
獲物ばかりに気を取られ、貫通した際のことまでも考えておかないといけないことが分かりました。
僕の散弾銃はそれほど威力はありませんが、近距離で発砲した場合
その向こう側にいる猟犬や猟師にあたる可能性も考えて発砲することですね。
以前、YouTubeにアップした動画で、発砲しなかったことに対して多くの厳しいご意見を頂きました。
今でも発砲しなくてよかったと思っています。
発砲しない勇気は、発砲するよりも大切だと思います。