おはようございます、よりよりです。
お隣の国、韓国で有害鳥獣駆除中に誤射によって人が亡くなられたという事故がありました。
まずはニュース記事から。
慶尚南道梁山(ヤンサン)で有害動物駆除活動をしていた狩猟者が別の狩猟者をイノシシと間違えて発砲し、死亡させるという事件が発生した。
梁山警察署はイノシシ捕獲活動中に人をイノシシと誤認して猟銃を撃って死亡させた疑い(業務上過失致死)でA(62)を取り調べていると21日、明らかにした。
Aは20日午後11時3分ごろ、梁山市下北面(ハブクミョン)の山でイノシシを捕獲しているところ、別のところでイノシシ捕獲をしていたB(53)をイノシシと誤認して発砲したという。
銃声とともに人が倒れているのを確認した近隣の住民が119救助隊に通報したが、Bは現場で死亡した。AとBはこの日、それぞれ警察に銃器出庫申告をした後、有害動物駆除活動をしたことが分かった。
Aは警察で「イノシシと思って撃った」と話したという。警察は現場および目撃者に対する調査で正確な事故の経緯を把握している。
AとBは同じ日、時間、山でイノシシの有害鳥獣駆除をしていたとのこと。
どのような狩猟スタイルかは分かりませんが、ドローンなどを使用していない限り
猟犬を伴っての有害鳥獣駆除だと思われます。
AとBはこの記事から推察するに、違う猟隊だったと思われ
Aから見て藪の中で猟犬が吠えているのが見えた。
そこは自分の持ち場なので、まさか別の猟隊の猟師がいるとは思わなかったので
吠えている先に発砲したところ、それはイノシシではなくBだった。
Bが撃って獲ったイノシシに向かって、猟犬が吠えていただけであった。
といったところでしょうか。
では、この事故はどうすれば未然に防げたでしょうか。
まず、警察に銃器出庫申告をした際(韓国の場合)、日時、場所も申告すると思うんですよね。
その時に、警察はすでにその日時、場所で有害の予定が別の猟隊から入っている旨、伝え
日時、もしくは場所の変更を求めるべきだったのではないでしょうか。
次に事故当日、その山に行った時にすでに見慣れない車があると確認された場合
特に狩猟車は他の農作業車と違い、猟犬を入れるケージなどを積んでいる
もしくは、獲物を運搬するためのトロ舟やシートを積んでいるなどを確認。
そういった物は積んでいなかったにしても、周りに畑などがない不自然な場所に
車が置いてあった場合、もしかして猟師が入っているかもしれない
と思うべきだったでしょう。
あとは、獲物であるかをしっかり確認した上で発砲することですね。
僕たちも有害鳥獣駆除をしている中で、すでに別の猟隊が山に入っているのを確認したことがあります。
その際は、速やかに別の山に行くようにしています。
なぜなら万が一、誤射をしてしまった場合、加害者も被害者も終わりますので。
このブログでもニュースを取り上げていますが
誤射の多くは一般人など、自分たちのチーム(猟隊)とは別の方に発砲しています。
こういった事故を未然に防ぐには
矢先の確認といって獲物であるか十分判断した上で発砲することですね。