【有料級】猟犬を入手する3つの方法と相場、失敗しない選び方

狩猟の一番の醍醐味というのは、やはり猟犬を使って獲物を獲ることでしょう。

自分が飼養し、訓練した猟犬で獲物が獲れると、この上ない喜びを感じます。

実際、筆者も未だに自分が使役した猟犬がイノシシを起こし、発砲音が鳴ってイノシシが獲れると

涙が出てくるようなものなんです。

狩猟を始め、猟犬を使役させて獲物を獲りたいけれど

肝心な猟犬の入手の仕方が分からない

そんな方向けに

今回は猟犬を入手する3つの方法についてご紹介しますが

その前に、猟犬と一言で言っても様々な犬種がいて

その犬種ごとに狙う獲物が違います。

ご自身が何を獲りたいかを明確に決めた上で、猟犬選びをするべきでしょう。

 

この記事をご覧になられてる多くの方が初心者だと思われます。

初心者の方にオススメなのが、何でも狙えるマルチな犬種よりも特化した犬種をオススメします。

なぜかというと、ヤマドリやキジ、小綬鶏(コジュケイ)、カモなどの鳥類と

ウサギやアナグマ、タヌキなどの小動物、シカ、イノシシ、クマなどといった大物獣全て

狩猟スタイルが違いますし、そもそも猟銃の弾のサイズが全て違います。

狩猟を始めた当初は、あれも獲りたい、これも獲りたいと思うものですが

野生鳥獣は僕らが想像する以上、生きることに対しての執着心はものすごいもの。

はっきり言ってなかなか獲れません。

そういったことから、対象鳥獣をどれにするかを絞って

始めた方が早く猟果に恵まれます。

早い段階である程度の猟果に恵まれた方が

モチベーションの維持にも繋がりますので、そういったことからも

特化した犬種をオススメします。

ここでは、猟犬を使った狩猟の最高峰とも言われる猪猟に特化した猟犬の入手の仕方と費用についてご紹介します。

 

 

犬舎から入手する

全国に様々なイノシシ猟に特化した猟犬を飼育、販売している業者の方がいらっしゃいます。

その方の多くが独自にいろんな犬種をかけ合わせて作出されたもの。

ですので、犬種でいえば雑種になりますが、何代に渡り淘汰されたものなので

早い段階で猟果に恵まれることは間違いありません。

仔犬を入手してイチから育てるもよし、訓練済みの成犬を入手していきなり猟果を上げるのもいいでしょう。

代表的な犬舎をピックアップしておきます。

熊野山本猪犬訓練所
中島猪犬訓練所
猪猟犬 さんかく屋根犬舎

などがあります。

上記、3犬舎ともにイノシシを飼育しており、訓練所も設けているので

仔犬がある程度成長してきたら訓練所でイノシシにあてて訓練してもいいですし

イノシシにやられて戦意喪失してしまった場合

自信を取り戻すためにあててもいいでしょう。

ちなみに我が家の猪犬は

さんかく屋根犬舎さんから仔犬で分譲していただきました。

こういった犬舎さんは独自のノウハウをしっかり持っているので

猟犬の育て方や訓練の仕方も親身になって教えてくれます。

肝心な費用の方なんですが

仔犬で10万円〜、訓練済みの成犬であれば20万円〜

というのが、一般的な相場です。

訓練済みの成犬は仔犬より2倍費用がかかると割高感が否めない方もいらっしゃるかもしれませんが

幼犬の時期は何かと手がかかります。

実際、筆者は仔犬から飼育しましたが、当時、よく下痢をしていました。

その度に下痢止めの薬や整腸剤を服用させていたのですが、味がついていないためか

服用させるのも一苦労でした。

糞まみれのケージの掃除やそのたびに仔犬をシャンプーしないといけないなど

疲れて仕事から帰ってきたはいいものの、さらに重労働が待っていることも多々ありました。

そういった手がかかる時期を過ぎた訓練済みの成犬は

飼い主慣れ、環境慣れ次第、即戦力として山へ連れて行くことができ、猟果にも恵まれることでしょう。

こういったことから、決して割高ではありません。

仔犬から飼育して訓練するもよし、訓練済みの成犬を分譲してもらうもよし。

これらは全てあなた次第です。

この費用の中に、狂犬病の予防接種や混合ワクチン代、空輸などの交通費が含まれているか

別途なのかも確認しておきましょう。

 

悪徳業者に注意

一方で、悪徳業者にも注意が必要です。

実は筆者が運営しているYouTubeチャンネル"JIMNY 4 LIFE"の初期の頃に

実際、筆者が騙されたことを動画にしてアップしました。

それ以来、YouTubeでもFacebookでも、Instagramでも、Twitterでも、もちろんこのブログでも

1回も触れたことはないのですが、これをご覧になられている方が僕と同じ経験をして欲しくないので

改めてご紹介します。

 

ネットで仔犬を買う前に、絶対に見て欲しい動画

なにぶん初期の頃の動画なのでグダグダ感が半端ないのですが、筆者が実際に騙された犬舎について証言しています。

この犬舎さんというのは、HPもあり、名もある立派な犬舎さんです。

ここではその犬舎さんの名前については伏せておきますが、気になる方は動画をご覧いただきたいのですが

動画をご覧になれない方のために、こちらでもご紹介しておきます。

 

・インターネット通販での猟犬の入手は注意が必要

実際インターネット通販で猪犬の仔犬を購入しました。

当時、インターネットで仔犬情報を入手し、問い合わせたところ

ちょうどいいタイミングで仔犬が生まれており、ほぼ即決といった形で予約をしました。

その犬舎さんというのは

立派なHPがあり、猟師であれば誰もが知る狩猟関連の冊子にも数年に渡って寄稿していたということもあり

また近所の猟師の方の猟犬がその犬舎の出ということもあって、全く疑うことはありませんでした。

何度もメールでやりとりをし、何度も直接電話で話し、飼育の仕方、訓練の仕方などを教えてもらいました。

 

受け取り当日、息子と一緒に空港まで迎えに行き、はやる気持ちを抑え、家に連れて帰りました。

まだ仔犬ということもあって、警戒しているのか

長旅の疲れもあったのか、あまり元気がないように見えましたが

優しく迎え入れることにしました。

 

仔犬を抱っこすると、肌がガサガサしており、フケみたいなのが出ています。

よーく見てみると、人間でいうところのアトピー皮膚炎のようにも見えます。

初めて犬を飼った僕でも、これはおかしいと直感し、犬舎へ連絡しました。

すると、どうやら疥癬症(かいせんしょう)にかかっているようだとの返答がきました。

驚くことに全身に疥癬症が罹患(りかん)している仔犬を送ってきたのです。

どうしていいか分からず、とりあえず家族に任せて私は一旦、仕事に行きました。

 

朝方帰ってくると、仔犬はじっとしていました。

覗き込んでみると、何やらヒモのようなものが見えます。

昼間遊んだロープがほどけているのかな?

と思い、よーく見てみるとウニョウニョ動いているのです。

ナント、回虫を吐いていたのです。

我が家に来てたったの2日間で疥癬症と回虫を患っていたことが

判明したのです。

その後、メールをしたり、電話をしたりして協議を重ねた結果、泣く泣くお返しすることにしました。

ちなみに仔犬の代金は一部しか返還してくれませんでしたが、勉強代と思って割り切ることにしました。

そういった経験を読者様にはして欲しくないということが、この記事を描き始めたきっかけでもあったりします。

その後、さんかく屋根犬舎さんでいい出会いがあり、今に至るというわけです。

以上、詳しい内容をお知りになりたい方は、上記の動画をご覧いただきたいのですが

今ではあの仔犬が完治して、山を走り回っていることを期待したいと思っています。

 

SNSで活躍している猟犬を入手する

ブログやFacebook、Instagram、Twitterなど各種SNSで猟犬の情報や動画をアップしている方がいらっしゃいます。

特にオススメなのが、YouTubeで配信している狩猟犬系YouTubeのチャンネルです。

実際の狩猟の動画を目にすることで、狩猟スタイルが分かりますし、猟犬の性能の判断もできます。

代表的なのを一例ですが、挙げておきます。

徳島アストル犬

画像をクリックすると、徳島アストル犬さんのYouTubeチャンネルへ

ジャンプします。

チャンネル名は徳島アストル犬さんですが

ご本人は徳島アストル犬の作出者ではありません。

徳島アストル犬を使役して、主にイノシシを捕獲している現役猟師さんです。

動画をご視聴になって、徳島アストル犬の仔犬が欲しい方は同チャンネルの概要欄にお問い合わせ先がありますので

直接コンタクトを取ってみてはいかがでしょうか?

仔犬の費用の方は先方に確認していただきたいのですが、一般的な相場のようです。

 

インターネット通販で猟犬を入手する際の注意事項

インターネット通販での猟犬の仔犬の入手は可能ですが、注意が必要です。

令和元年6月19日の動物愛護管理法の改正により、幼齢の犬猫の販売等の制限、犬猫等の販売場所を事業所に限定

マイクロチップの装着義務化、罰則が強化されました。

この施行は3段階に分けて行われるとのことなので

あなたが気になる猟犬がそれに当てはまるかどうかは、直接、犬舎さんで確認した方がいいでしょう。

 

 

猟師から入手する

以前は猟師間で独自の猟犬を作出し、タネを残して猟芸を繋いでいました。

ですが猟師の高齢化に伴い、その数も減少。

実際、筆者も様々なツテをたどって猟犬の入手を試みたのですが、残念ながらたどり着くことは出来ませんでした。

ですが、まず犬舎で購入するよりも、先に猟友会や猟隊、猟師などにあってみるといいでしょう。

思わぬところでいい出会いがあるかもしれません。

 

・メリット

最大のメリットは安価で抑えれるところです。

相場は0〜5万円程度といったところでしょう。

タダと言われることもあるかもしれませんが、ドッグフード代と称して1〜3万程度は包むことをオススメします。

というのも、繁殖、出産で手間暇がかかっていることはもちろん

実際、ミルク代やドッグフード代、場合によってはペットシーツ代もかかっています。

少額でも包んでおいた方が、その後の付き合いのためにもいいでしょう。

訓練やしつけなどのアドバイスを受けやすいことと、親犬が明確に分かっているため、どのような性格で

どのような猟芸を持つ可能性が高いかなど、想像付きやすいといったところがメリットに挙げられます。

 

・デメリット

肝心なデメリットの方ですが、犬舎の猟犬と違って淘汰されていないことが挙げられます。

これはどういうことかというと、F1種の可能性があるということです。

F1種とはその犬、一代のみの資質ということです。

犬、特に猟犬にとって一番大事なことは血統です。

猟犬の8割は血統で決まるといっても過言ではありません。

その血統の伝承がうまくできていない可能性があります。

ですので、親犬ではよく獲れていたけど、子はあまり獲れないといったことがあり得ます。

また、分譲していただいた仔犬に何かしらの欠陥や先天性の病などが判明した場合

人間関係がこじれる分子も含んでいることも、きちんと理解した上で譲っていただきましょう。

 

 

保護犬を入手し猟犬として飼育する

実際、筆者は保健所から野良犬の仔犬を引き取り、猟犬見習いとして飼育しています。

生後1ヶ月半ほどのオスの仔犬を引き取り

今現在、生後5ヶ月ほどだと思われます。

保健所へ連れて来られた経緯次第では、人を警戒し

なかなか懐くことがありませんので

一般的な犬以上に信頼関係を築くことが求められます。

 

・メリット

残念ながら1つもありません。

タダで手に入ることがメリットではないか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが

保健所から引き取ればタダですが、動物愛護団体や個人から引き取るとなると費用が発生します。

その件についてはコチラの記事で詳しく触れていますので、興味のある方はご覧ください。

 

・デメリット

前項でも触れましたように、“猟犬の8割は血統が物を言う”と言っても過言ではありません。

元来、野犬、野良犬は警戒心が強く、仲間や兄弟たちと小動物を仕留める際も常に安全弁が働いています。

これはどういうことかというと、自然界において怪我は時に致命的になります。

怪我をしないためにも無茶はしない

といった安全弁が働いているのです。

猟犬は血統、系統としてこれを取っ払っているので

自分よりも強いイノシシやクマに対して勇敢に立ち向かうことができるのです。

 

また、猟犬に求められる大きな資質の1つとして、やられても立ち直ることです。

我が家の先導犬は、過去何度もイノシシにやられました。

一旦は戦意喪失するものの、怪我が治ると何事もなかったかのように、またイノシシに挑み続けます。

まだ様子見段階ではありますが、保護犬はこの大切な資質に大きく欠けているのではないか?

と予測しています。

 

そういったことから、保護犬を猟犬として飼育することはオススメできませんが

このサイトでは、“保護犬から猟犬へプロジェクト”と題して飼育、飼養、訓練を行なっています。

気になる方は、YouTubeチャンネルと合わせてご覧いただけるとより深く理解することができます。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

分かりやすく例えると

犬舎から訓練済みの成犬は、プロ野球で活躍済みのトレード選手

犬舎から入手する仔犬は、ドラフト1位の選手

保護犬はキャッチボールから始める少年野球の子供たち

といったところでしょうか?

 

オススメの入手方法

前述した通り、早い段階で猟果を挙げ、モチベーションを維持することが非常に大切なことです。

そういったところから、予算が許すのであれば犬舎から猟犬を入手することをオススメします。

最初から訓練済みの成犬で勝負するもよし、仔犬から育てて共に成長するもよし

1頭から始めて、ある程度、猟果を挙げた上で

2頭目、3頭目と数を増やしていき、より多くの猟果を見込めるよう訓練してください。

猟犬の訓練の仕方については、このブログでも触れていますし、YouTubeチャンネルの方でもご紹介していますが

新たにまとめとして記事にしたいと考えています。

 

プロフィール

新米猟師よりより

狩猟歴3年目の兼業猟師、週末猟師。

YouTubeチャンネルJIMNY 4 LIFEにてJB64ジムニーの紹介動画

狩猟釣り(主にカヤックフィッシング)キャンプの映像を配信中。

ブログFacebookInstagramTwitterなどのSNSでも情報を配信。

夏はカヤックフィッシングやキャンプ、秋口〜春先にかけては

主にイノシシの有害駆除の様子を自身のYouTubeチャンネルで配信。

 

猟犬カシン

令和元年11月22日生まれ。

よくラブラドールレトリバーに間違えられるが

父に実猟系の紀州犬、母に日向犬を持つ今現在、1歳8ヶ月のオス。

名前はプロレスラーのケンドーカシンに由来する。

普段は人や飼い犬に対してフレンドリーな性格を持つが

イノシシを前にすると勇猛果敢に吠え立て突っ込む。

そのため、常に生傷が絶えない。

 

猟犬見習いタイガー

令和3年2月2日生まれ。

(正式な誕生日は分からないが、大体このくらいだろうとしている)

保健所がかけた罠で捕獲され、殺処分のところを引き取り

猟犬見習いとして飼育、訓練中。

名前の由来は息子の意見を採用し、タイガーマスクからタイガーと命名。

だが、筆者は勝手にタイガージェットシンから由来と決めつけている。

好き嫌いは全くなく、とにかく食欲旺盛。

呼び戻しもほぼ完璧。

箱罠にイノシシがかかり次第、単犬であててみたいと思っている。

タイガー
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