令和2年11月30日(月)の旧ブログの記事をリライトしてみました。
単独猟ということで、新米猟師よりよりと猟犬見習いカシンとで山に行った時のこと。
1ラウンド目を終え、車に帰るとスマホがない…。
もう1つのケータイでかけてみると、コールはするも着信音はならない。
しまった…、山の中で落としてしまった…。
その山というのも、滅多に行かない山。
ですが、僕にはフルノのドッグナビという文明の利器がある。
猟銃はジャマだけど、まさか車に置いて行けるはずもなく、フル装備で山の中へ。
ドッグナビの軌跡と地面を見ながら歩くも、なかなか見つからない。
途中、スマホへ電話するも、先程はコールは鳴ったのに電波が不安定なのか
「おかけになった電話番号は…」
という無機質な音だけが無残に流れる。
こういった案内の声は、アニメの声優とかにさせたらいいんじゃないか?
と常々思う。
さらに山を探すもなかなか見つからない。
普通の登山道ならともかく、スパイクを必要とする斜面ばかりで
心身ともに疲労が増す。
失くした場合のことを考えていると、ふと日本神話を思い出した。
それは、山の神様である石長比売のことである。
ご存知の方も多いと思いますが、かいつまんで説明すると
絶世の美女である木花咲耶姫(このはなさくやひめ)と
その姉で醜い石長比売(いわながひめ)が邇邇芸命(ににぎのみこと)に
セットで嫁いだんですが、あまりに醜い石長比売は追い返されたようで
その怨みから、木花咲耶姫を呪って人の寿命が短くなった
と言われています。
その後、石長比売は山の神様になったとも言われており
そういったところから、山で何か失くしてしまった場合
ティンティンを出して360度回って石長比売に見せると
失くした物が見つかるという言い伝えがあることを…。
早速、試しましたよ、背に腹は変えられないですからね。
もう役目を終え、半ば隠居生活を送っているマックスを叩き起こし
その場で360度回って頼みましたよ、スマホを探してください、と。
それから「ハウス」し、 捜索再開。
10分程経ったところで、スマホにかけると
「おかけになった…」のあとに、チン♪と聞こえました。
あれ?
何だ?
再びかけると、また「おかけになった…」のあとに、チン♪
あれ???
遠くでチン♪チン♪言ってる…?
音が鳴ってる方を見ると、スマホがありました!!!
石長比売様、あざーす!
デブ専、ブス専でよかった!
チン♪チン♪鳴ってたのは
「着信がありましたよ!」っていうのをお知らせするメールの音でした。
ティンティンとチン♪チン♪
繋がりましたね。
もし万が一、山で大事な物を失くしてしまった場合、この方法をオススメします。
まっ、最終的には神頼みってなところですが
その前に失くさないようにファスナーをするなり、首からかけるなりしないとですけどね。
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