おはようございます、よりよりです。
今回はクマによる人的被害が出たニュースをお伝えします。
新発田警察署は11日、胎内市小牧台地内の山道で登山をしていた新潟市西区の50代男性がクマに襲われて負傷したと発表しました。
警察によりますと、男性は1人で登山をしていたところ、クマと遭遇し、顔面をひっかかれたということです。
男性の「助けて」という声が聞こえ助けに向かった通行人が消防に通報し、男性はドクターヘリで病院に運ばれているということです。
新潟県内で今年度、クマによる人身事故は初めてです。
県はクマによる人身事故を防ぐため、以下の注意を呼びかけています。
〇入山時は、ラジオや鈴などの音の鳴るものを携行し、単独行動は避ける
〇クマの活動が活発な早朝や夕方の入山は避ける
〇クマの餌となる生ゴミや不要となった果実や農作物等は適切に処分する
〇子グマを見かけても、決して近づかない。近くには母グマがいると考えられ、大変危険です。
〇集落周辺や河川敷などのクマが隠れそうな藪は刈り払う
ここ最近、クマによる人的被害のニュースが続いています。
ヒグマとツキノワグマとでは生態が違うでしょうが、一般的には冬眠から目覚め
活動が活発になっている時期と言われています。
また、個体にもよると思いますが、5〜7月に発情すると言われていますので
冬眠から覚めた栄養補給と合わせて、普段よりも凶暴化している可能性があります。
このニュース記事から推察するに、襲われた男性は通行人に助けられたとのことから
山深いところではなく、麓に近い場所で襲われたのではないかと思います。
というのも他の登山客のことを通行人とは言いませんから。
コロナ禍から空前のアウトドアブームと言われており、キャンプや登山を楽しむ方が増えています。
山は野生鳥獣が生息するエリアだということを頭に入れた上で楽しんでいただけたらと思います。
有害鳥獣というイメージの強いクマやイノシシは、基本的に保護されていますので。