おはようございます、よりよりです。
以前、柏島で起こったスキューバダイビング における死亡事故について記事にしました。
これらの記事の続報が入りましたので、お知らせします。
まずはニュース記事の方から。
宿毛海上保安署は20日、スキューバダイビング体験中の女性を昨年7月に死なせたとして、業務上過失致死の疑いで、高知県のダイビング店経営者の男性(47)と当時インストラクターだった茨城県土浦市の男性(23)を書類送検した。
書類送検容疑は昨年7月26日、高知県大月町の竜ケ浜付近の海で、体験ダイビングをしていた福島県相馬市の女性(56)に対し、監視など事故を防ぐ措置を怠り、女性を溺死させたとしている。
同署は20日、この男性インストラクターが潜水士の資格を取得していなかったとして、労働安全衛生法違反の疑いでも、2人とダイビング店を書類送検した。
2022年1月8日に、昨年3月に柏島(高知県大月町)で
ファンダイビング中だった女性ダイバーを死亡させたとして、書類送検されたとお伝えしましたが
今回は2021年7月26日に、同じく柏島で同店が体験ダイビング中に女性客を死亡させたとして
2022年1月20日に書類送検されました。
柏島のダイビングショップオーナー(47)と、当時体験ダイビングを引率した
男性インストラクター(23)を業務上過失致死容疑で
潜水士の資格を持ってないにも関わらず、スキューバダイビング のインストラクターの仕事を
させたとして、労働安全衛生法違反の疑いでも書類送検されたとのことです。
驚くべきことは、わずか4ヶ月という短い期間にも関わらず2度の死亡事故を起こしたこと。
さらに公式の声明を発表していないことです。
いわゆる業界の方は、どこのショップかは知っているでしょうし
退いた僕でもどこかは知ってはいますが、一番かわいそうなのが
そのダイビングショップを信頼して利用しているお客さんだと思うんですよね。
例えば、以前ニュースでも取り上げられましたが
自動車メーカーの無資格者による完成検査の件。
報道が先か、メーカーが先かはともかく、事実をきちんと公表し謝罪しましたし
該当する車についてはリコールをし、何億という損失を出しました。
その規模は、いちダイビングショップとは比べものにならないですが
お客さんに対して無資格でファンダイビングや体験ダイビングを行なっていたわけですから
きちんと公表して謝罪し、場合によっては返金も必要ではないでしょうか?
その上で今後の対策をどうするかを決め、運営を再開するのが人の生命を預かる
仕事だと思うのですが、1度でも死亡事故を起こすのはあり得ないのに
2度も、それも短期間で起こしても何もしないということに理解できません。
こういったダイビングショップがクローズアップされて
ダイビングは危ないといった負のイメージだけ先走るかもしれませんが
多くは質のいいダイビングサービスを提供しているとこばかりだと思います。
今現在、スキューバダイビング を楽しんでいる方、これから始めようとする方
ダイビングショップの選び方だけで、大きくダイバーとしての人生が変わりますので
料金だけでなく、安全面もきちんとしているか、講習の内容は充実しているかもチェックして
よりよいダイビングを楽しんでください。