令和2年11月28日(土)の旧ブログの記事をリライトしてみました。
猟犬とひと口で言っても、鳥猟犬から熊猟犬まで幅広くいるでしょうが
僕の住む地域は、イノシシがほとんど。
ですので、猪猟犬に限ったお話になるかと思います。
猟犬に与えるエサは、過去の経験や言い伝えなどを考慮し
それぞれの猟師が、独自のレシピを持っていることが多いと思います。
例えば、イノシシの肉やシカの肉、鶏の頭や魚のアラ、野菜などを煮込んで
ドッグフードにぶっかけたり、昔ながらのご飯に味噌汁、残飯などをぶっかけて
猫まんまならぬ犬まんまとして与えたり、等々
猟犬を飼育している方、全員に取材してみたいほど多種多様に富んでいると思われます。
新米猟師が猟犬見習いに与えているエサはというとコチラ!
ド定番でスミマセン…。
どうせ、ずっと与え続けるので一番大きな12kg。
それもカシンは今現在22kgで、大柄な中型犬の部類に入るので、大型犬用にして
Amazonで他の物と絡ませて、定期おトク便にしています。
通常料金は ¥6,527ですが、定期おトク便にすると¥5,874で買え
¥653円もおトクに購入することが出来るのでオススメですが
もっと安いところをご存知の方いらっしゃいましたら、お教え願いたいと思います。
主食はこのドッグフードのみ。
おやつとして、イノシシの血合いや筋などの棄てる部分をボイルしたものや
アバラの骨を圧力鍋で煮たものを、山から帰って来たら与えています。
いずれも一切、味付けなしです。
猟犬の食事については、コチラの動画もご覧頂ければと思います。
あとは、この犬用の煮干し(いりこ)もおやつとして与えていますが
イノシシの肉が定期的に手に入るので、なくなれば購入しないと思います。
ですが、おやつを何にするか迷ってらっしゃる方には
このワンちゃんにぼしがオススメです。
お試しにこの小さい方から与えてもいいかもしれません。
なかなか食いがいいですし、良質なカルシウムも摂れます。
それと、キャベツやレタス、キュウリ、ジャガイモ(芽はダメ)
サツマイモなど、捨てる部分を与えてますね。
小さく手でちぎってやれば食べます。
最後にイノシシやシカを解体した際に出る内臓を
与えてる方も多くいらっしゃると思いますが、僕は一切与えていません。
理由は、犬と近似種でもあるオオカミは、アルファ、ベータと呼ばれる
順位によって役割分担され、その内容によって食べる部位が分かれているからです。
詳しくはぜひ、コチラの本をご覧になって欲しいんですが
この本の著者は、現代人で初めて野生のオオカミの群れの中で寝食を共にし
その経験を生かして、狼が絶滅した地域の野山に狼を放って
シカを適正頭数に維持したり、シカによる食害を減らしたり
また、その経験を犬に生かして多くの難問を解決したりしていることを
分かりやすく詳しく書いている本です。
話を戻しまして
内臓を食べるのは、アルファペアの狼。
要は、その群れのトップのオオカミが食べる部位だそうです。
ちなみに、ハンターと呼ばれる獲物を仕留める役割の狼は
少量の胃とモモ肉を食べるそうです。
ということで、群れのトップは主人、親方でありますから
内臓はすでにドッグフードに少量含まれているので、わざわざ与えないということです。
これらは猟犬に限らず、愛玩犬にも当てはまると思います。
コチラの動画では、そのことをもう少し詳しく解説していますので
合わせてご覧になって頂けると犬のことについてはもちろん
狩猟系YouTube、特に猟犬系YouTubeを100倍楽しめるかと思います。
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