おはようございます、よりよりです。
以前にもこのブログでご紹介しましたが、狩猟の世界にもIoTの技術が導入され
最先端技術を駆使し、害獣対策に取り組む姿勢が見られます。
今回はコチラのニュースをお伝えします。
浜松市東区の光学機器メーカー「パイフォトニクス」は、携帯型鳥獣対策用LED照明「ホロライト・チェッカーズ」の据え置き型を開発し、7日までに自治体や企業の実験向けとして貸し出しを始めた。騒音や農作物被害をもたらす鳥獣が近づくと、センサーが感知して自動で発光するよう改良した。
高速で点滅する光で鳥獣を追い払う。人が操作する携帯型は、光の刺激でイノシシなどが予測できない行動をとって利用者に危害が及ぶ可能性があり、据え置き型の要望が寄せられていた。
据え置き型は中部電力パワーグリッドのIoTサービスと連携し、鳥獣が出没した時のメール連絡や映像記録を可能にした。照明は約5メートル先に幅約2メートルの市松模様を照射するタイプに加え、新たに幅約20メートルの広範囲に直線状の光を放つ2種類を用意した。
内閣府の公募型企画「オープンイノベーションチャレンジ」に採択されて行った実証実験で、イノシシなどで有用性を確認した。有償での貸し出しを通じて改良を重ねる。
まず、IoTとは何かを簡単に説明します。
IoT(アイオーティー)とは、Internet of Thingsの略で
インターネットを通して、様々な情報を教えてくれるシステムのことです。
狩猟、有害鳥獣駆除においては、例えば、家にいながらにしてスマホに
「箱罠が作動したよー!」
といったメールが来るサービスのことです。
このことによって見回りの回数がグンと減り、猟師の負担が軽減されるシステムですね。
というと、箱罠の中の米ぬかがなくなってるかもしれないから
結局は見に行かないといけないんじゃない?
と思われるでしょうが、箱罠内や箱罠外の撒き餌に向かってカメラをセットしておけば
リアルタイムで確認できるため、現場に行かなくても米ぬかの減り具合も確認できる
ということですね。
さて、本題に入りますが以前にもこのブログで触れたと思いますが、発光型の有害鳥獣追い払い機に関しては
あまりいい印象を持っていません。
結局、設置したそこはいいかもしれませんが、別のところに行って被害をもたらすからです。
また、どの程度の効果はあるか分かりませんが、イノシシやシカ自体が直接影響がない
と学習すると被害をもたらす可能性もあります。
僕はトレイルカメラで野生鳥獣を撮影することがありますが
多くは風で揺らぐ木々のみ撮影されることもありますし、虫が飛び交う映像も収録される
こともあります。
センサーの感度を調節すればいいのかもしれませんが、そういったボツ映像が記録されても
感度を上げて、決定的瞬間を撮影しようと試みるんですが、なかなかうまくいきません。
実はとあるメーカーから、先日このIoTの件について質問されました。
しかしこういった点から、しょっちゅうメールが届くことになるからやめておいた方がいい
と回答しました。
少なくとも僕は使いませんと。
動きではなく、熱センサーで反応して撮影するのであれば、効果はあるかもしれませんが
となると価格の上昇は避けられなくなり、複数台設置となると資金力のあるごく一部の方のみ
となってしまいます。
僕もこういった最先端技術に関して、かなり興味はありますが今のところ現実的ではない
といったところが正直な印象ですね。