おはようございます、よりよりです。
今回はYouTubeにアップした令和４年になって初めてイノシシを捕獲した時の動画のご紹介です。
言わば初物が、珍しい白いイノシシでした。
それもなかなかのサイズのメスで、もちろん持ち帰って解体したんですが
脂も乗っていて当然臭みもなく、非常に美味でした。
この時の猟犬カシンはというと、開始早々、イノシシを起こしたものの
途中で見失ったのか、最終のシガキ（マチ、タツ、撃ち手）の方までカシンが行きましたが
イノシシはついておらず、そのまま臭いを取ってサヨウナラ…。
逆側から入れたルルもネネもバラバラで、まとまりがなかった有害鳥獣駆除活動であったと
記憶しています。
それでも結果的にはイノシシを起こし、シガキにかかってこの日は２頭捕獲。
その内の１頭が白い個体だったということです。
詳細は動画の方をご覧いただきたいのですが
これからの猟犬の使い方について、ある程度のビジョンが見えてきました。
カシンは完全にグループ猟、巻き狩り向きなので、みんなで行く時のみ。
まだ生後７ヶ月の子犬でもある熊野地犬のリキは、僕からあまり離れないですし
元々の猟芸が親方から離れない血筋で立て犬（吠え止め、鳴き止め）なので狩猟、単独猟向き。
有害鳥獣駆除（グループ猟、巻き狩り）においては、寝屋討ちするような回り方をしようかな
と考えています。
といっても前述した通り、まだ７ヶ月目の若犬。
人間で例えると小学３〜４年程度。
まだまだ臭いを取ることができません。
有害鳥獣駆除が終わる４月末（他の自治体では年中やってるところもあります）時点で生後９ヶ月。
人間で例えると中学生くらい。
このくらいになって初めて臭いが取れ出すかなー？といったところですが
残念ながら有害鳥獣駆除は終猟。
例年通りであれば、来期の有害鳥獣駆除は１０月からとなりますので、その時は生後１年２ヶ月。
単犬でもイノシシを起こし捕獲することが期待できます。
ただネックなのが、カシンは臭いを取るのが早いし、足も速いところ。
僕がリキと回ろうとしているところを片っ端から起こしまくって、イノシシを飛ばしまくり
それがシガキにかかればいいものの、別方向に飛んでしまった場合です。
回して来るのを待つか、それともリキと寝屋討ちをするかの判断が別れるところです。
といっても僕自身、寝屋はまだ覚えてなく、今まで寝屋討ちするような回り方をしたことが
あまりないので、来期はまたイチから山の攻め方を覚える年になりそうです。