筆者が住んでる地域は、乱場と呼ばれる狩猟者登録をしていれば誰でも野生鳥獣を捕獲することができる区域と
鳥獣保護区が入り乱れている地域で、当然ですが鳥獣保護区に多く有害鳥獣であるイノシシが生息しています。
鳥獣保護区はその名の通り、たとえ有害鳥獣であっても保護対象になっており
有害鳥獣捕獲従事者でなければ捕獲できません。
ちなみに筆者の住む福岡県北九州市の有害鳥獣に指定されてる野生鳥獣はイノシシ、シカのみで
一般的にカラスは有害鳥獣というイメージをお持ちの方が多くいらっしゃいますが
立派な?野鳥でして、猟期以外の捕獲は禁止されています。
しかも厄介なことにゴミを漁るカラスの生息地は住宅地付近。
住宅地での発砲は禁止されているので、猟期でも手出しできないでいるのが現状なのです。
話を戻しまして
筆者の地域の鳥獣保護区では、たとえ有害鳥獣捕獲従事者であっても
イノシシを捕獲するには猟銃を使用してはいけないという
ローカルルールがありますので、罠をかけて捕獲するしかありません。
より効率よく、より効果的に罠で野生鳥獣を捕獲するために
トレイルカメラ(監視カメラ)の活用をオススメします。
トレイルカメラをオススメする理由
捕獲率を上げる
例えば、くくり罠でイノシシを捕獲するとしましょう。
まずは、所謂けもの道と呼ばれる野生鳥獣が通る道を探すことから始めます。
道路から見える位置への罠の設置は避けるため、山へ少し入ったところで目ぼしいところを見つけます。
絶対にやってはいけないことは、けもの道を踏むことです。
特にイノシシは猟犬以上に鼻が利くとも言われていますので、臭いでバレ、この道は危険だと判断し
その道は避けることになるでしょう。
足跡や食み跡を見つけたら、付近にくくり罠が設置できそうな丈夫な木があることや
仮に捕獲できた際に山から比較的容易に下ろせるかどうか
あなた自身はもちろん、罠にかかった獲物を安全に止め刺しができる場所かどうかを確認し
そこにトレイルカメラを仕込みます。
数日後、カメラにあなたが狙いをつけた獲物が映っていれば、あなたの見切りは正しいですし
その通しに罠を設置すれば高確率で捕獲することができるでしょう。
※カメラを設置していい場所に限ります
錯誤捕獲を防ぐ
錯誤捕獲といって、狙った獲物以外の野生鳥獣が罠にかかることがあります。
猟期内でかつ狩猟鳥獣であれば問題ありませんが、非狩猟鳥獣が罠にかかった場合、放獣しなければいけません。
箱罠であればリリースは容易ですが、くくり罠で放獣となると反撃され
怪我をする可能性があります。
錯誤捕獲を防ぐには、くくり罠のワイヤーや踏み板を調整することで解消されることもありますが
付近にどんな野生鳥獣が生息しているかを調査することによって、そもそも罠をかける場所を変えることができ
錯誤捕獲を未然に防ぐことができます。
どんなトレイルカメラがオススメ?
トレイルカメラは大きく2つに分かれます。
高性能なトレイルカメラ
こちらは筆者が使用しているトレイルカメラです。
CANPARKというメーカーのもので、当時amazonで購入したんですが
今は廃盤になっているらしく、商品リンクが見つかりませんでした。
ですので、例として別のものをリンクしておきますが
センサーの反応も調整できます。
その場ですぐにディスプレイで映像を確認できますし
スマホでの確認もできます。
別売りのACアダプターを購入すれば常時電源を供給でき
Wi-Fiで接続すれば、自宅で防犯カメラとしても使用することもできます。
ただしネックは価格が高いところ。
筆者のトレイルカメラは当時、1万5000円近くしました。