ヤギが農作物の鳥獣被害を防ぐ 天栄村の試みは耕作放棄地対策【福島発】

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おはようございます、よりよりです。

耕作放棄地を飼い犬ならぬ飼いヤギに生えてる草を食べてもらって野生鳥獣から農作物を守る

取り組みのニュースをご紹介します。

オリの中にいるのは、2022年4月、福島県天栄村の農地で捕獲されたハクビシン。
天栄村産業課・桑名潤一さん:「有害鳥獣による被害もそうですし、年間の捕獲頭数も年々増加している傾向にあります」

野生動物が増加している要因に考えられているのが、耕作放棄地だ。
豊かな自然に囲まれ、農業が基幹産業の天栄村でも高齢化などを背景に担い手となる農家が減少。10年前と比べて7割ほどに減り、作付けされていない田んぼや畑が増えている。

福島テレビ・矢崎佑太郎アナウンサー:「この場所で飼われている2頭のヤギ、アップとロロ2頭は親子です。アップは食いしん坊、一方でロロは少し人見知りです」

野生動物による被害を減らそうと天栄村が2022年6月から取り組むのが「ヤギ」の飼育。

天栄村産業課・桑名潤一さん:「村民の高齢化も進んでおり、耕作放棄地の整備というのが中々難しいような状態で、ヤギを放つことによってヤギは自分のご飯を食べる耕作放棄地も整備される」

野生動物を農地に近づきにくくする「緩衝帯」
ヤギの力を借り耕作放棄地の草を取り除き、住み分けを図る狙いがある。
ヤギの世話はシルバー人材センターのメンバーが担い、午前と午後の2回健康状態の確認などを行っている。

天栄村シルバー人材センター理事長・添田義美さん:「懐いてくれというのが一番、安心感があるというかね。本当に子供みたいに可愛い可愛い所ありますね。放置された農地がまた綺麗になるのではないかという、そういう希望を持ってみんなでやっている」

天栄村産業課・桑名潤一さん:「始めた当初はこのぐらいまでは(草が)伸びていました」

ヤギが放牧されているのは、以前キュウリなどを栽培していた17アールの農地。
一カ月ほどで全体の約4分の1を除草し、順調に緩衝帯を整備している。
一方で、課題も見えてきた。

天栄村産業課・桑名潤一さん:「ヤギは生き物なので、病気やケガそういった所に注意してやっていかなければいけないという所がデメリットなのかなと。雨の日とかはなかなか草を食べなかったり畜舎から出てこないという・・除草の進行具合が天気に左右されやすいのかなと思います」

農家の力になろうとしている親子ヤギ。
天栄村では2022年10月まで放牧を続け、野生動物による被害の軽減を確かめることにしている。

カシン
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デメリットとして、ヤギの病気や怪我、あとは天候を挙げていますがなかなかユニークな発想ですよね。

耕作放棄地ではありませんが、町内会や幼稚園、保育園などにヤギを1日いくらでレンタルして

雑草を食べてもらうというビジネスもあるそうで、ヤギの需要が高まっているようです。

この記事中にもあるように、1日2回の健康チェックをしていることから

尖閣諸島の魚釣島でも問題になっているようなヤギが野生化してしまうことはなさそうですね。







今現在、山と住宅地との境目が分からなくなっている地域が多く存在します。

もちろんウチの周りにもあります。

特に耕作放棄地は、景観もさることながら多くの問題を抱えており

その問題の1つにイノシシやクマが住宅地に出没する原因が挙げられます。

野生鳥獣による人的被害、農作物への被害軽減にも耕作放棄地対策は必須な課題となっていますね。

もちろん増えすぎた有害鳥獣に関しては、行政や専門家の指導の下、狩猟、または有害鳥獣駆除

捕獲し、未然に被害を防ぐことも必要と思います。

リキ
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